マッコリ(加熱処理)と生マッコリの違い|味・香り・保存・賞味期限をプロが徹底解説
- makkorimaker
- 9月14日
- 読了時間: 4分
マッコリ(加熱処理)と生マッコリの違いを、製造元がやさしく解説

「生マッコリと普通のマッコリ、何が違うの?」——よくいただくご質問です。
本記事では、加熱処理(パスチャライゼーション)されたマッコリと、生マッコリの違いを、味・香り・炭酸感・保存方法・賞味期限・おすすめの楽しみ方までまとめてご紹介します。
※本記事は一般的な説明です。製品仕様は銘柄により異なります。購入時は各商品の表示をご確認ください。
1. まずは定義:加熱処理マッコリ/生マッコリとは?
加熱処理マッコリ
びん詰め・ボトリング後に一定温度で加熱し、酵母や乳酸菌の活動を抑える(失活させる)ことで、発酵の進行を止めるタイプ。常温保管しやすく、流通の安定性と賞味期限の長さが魅力です。
生マッコリ
ボトリング後に加熱を行わないタイプ。中に生きた酵母や乳酸菌が残るため、フレッシュな香り・複雑味・自然な微発泡が特徴。要冷蔵で、流通〜保管でも低温管理が基本です。
2. 味・香り・口当たりの違い
味わい
生マッコリ:米の甘みと酸のバランスが立体的。時間とともに味が微妙に変化し、複雑さが出やすい。
加熱処理:味の輪郭が安定し、再現性が高い。甘いものが多い印象。
香り
生マッコリ:フレッシュな乳酸由来の香りや、酵母由来のフルーティーなニュアンス。
加熱処理:香りは穏やかで落ち着き、製品ごとの差が出にくい。
炭酸感(発泡)
生マッコリ:瓶内でもわずかに発酵が続くため、自然な微発泡を感じやすい。
加熱処理:基本は発泡控えめ〜なし。ガス感は安定的。※炭酸ガスを人工的に入れてる場合もある。
3. 保存方法と賞味期限の目安
生マッコリ
要冷蔵(10℃以下推奨)。開栓後はなるべく当日〜2日以内に。
微発酵でガスが出ることがあるため、開栓時はゆっくりガス抜きを。
沈殿が自然に生じます。飲む前にやさしく逆さにして混和すると均一に。
加熱処理マッコリ
未開栓は常温保管も可(直射日光・高温多湿は避ける)。
賞味期限は長めに設定されることが一般的。開栓後は冷蔵し、数日以内を目安に。
※賞味期限・保管条件は商品表示を優先してください。
4. 成分・栄養の考え方(一般論)
生マッコリには酵母・乳酸菌が生きた状態で含まれるため、乳酸由来の酸味・旨味や**たんぱく質分解物(アミノ酸等)**が感じられやすい傾向があります。
加熱処理マッコリは発酵が止まるため成分は安定し、品質のブレが少ないのが利点です。
※健康効果を保証するものではありません。体質や体調、飲酒量により感じ方は異なります。お酒は20歳になってから、適量をお楽しみください。
5. テーブルで一目比較
項目 | 生マッコリ | 加熱処理マッコリ |
加工 | 非加熱(要冷蔵) | 加熱(常温保管しやすい) |
微生物 | 酵母・乳酸菌が生きている | 活性が抑えられている |
味わい | 甘み・酸味が立体的・変化も楽しめる | 安定的・すっきり |
香り | フレッシュでフルーティー | 穏やかで落ち着き |
炭酸感 | 自然な微発泡 | 控えめ〜なし |
賞味期限 | 短め | 長め |
取扱い | 開栓時のガス抜き注意 | 扱いやすい |
6. よくある質問(FAQ)
Q1. 生マッコリはなぜ要冷蔵なの?
A. 中の酵母や乳酸菌が生きており、低温で発酵の進行を抑えるためです。品質と安全のため、冷蔵保管を徹底してください。
Q2. 開けたら吹きこぼれました。
A. 微発酵のガスが原因です。開栓はゆっくり・少しずつガス抜きし、ボトルを振らずに開けてください。温度が高いと吹きやすいのでよく冷やしてから。
Q3. 底に沈殿があります。大丈夫?
A. 米由来成分や酵母等の自然な沈殿です。やさしくボトルを上下してゆっくり混ぜれば、口当たりが均一になります。
Q4. どちらが“おいしい”?
A. 好み次第です。生はフレッシュ&複雑、加熱はコクがある&安定。
7. まとめ:あなたの“今の気分”で選ぶ
ライブ感を楽しみたい方 → 生マッコリ
扱いやすさ・保管しやすさ重視 → 加熱処理マッコリ
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飲酒は20歳になってから。妊娠中・授乳中の飲酒は控えましょう。飲みすぎ・飲酒運転は法律で禁止されています。



